雪解けの時期の登山は、落石注意!
サイト内検索
ある山では冬の景色が最も美しいという話を登山仲間から聞いた私は、さすがに雪の中の登山は危険だと考え、ある程度の雪解けを待ってその山に行くことにしました。
寒さは平気だったのですが、雪に足を取られたり、滑って崖から転落なんて、想像するだけで身震いしてしまいます。
ある程度雪が溶ける頃なら問題はないでしょうし、友人からもその時期ならまだ大丈夫と言われたので、さっそく計画を立てて、休暇を利用してその山に向かいました。
その時期に行ったのは正解でした。
ほどよく残った雪と自然とのコントラストが何とも言えず、風景を写真に収めながら山道を歩いていました。
途中、切り立った崖もありましたが、道幅は十分な広さがあり、不用意に崖に近づかなかったこともあり、何事もなく山の風景を楽しんでいました。
頂上に着いた私はしばらくその場で休憩を取っていました。
すると、何処からか大きな音が聞こえてきました。
ガラガラという音が聞こえてきましたが、すぐに止んだので、何だったのかと思いながらもすぐに忘れることにしました。
少し疲れていたのもあるかもしれません。
しばらくその場でのんびりすることにしました。
長く休みすぎたかなと思いながら、私は来た道を引き返していきます。
すると、崖の道に差し掛かったところで違和感を感じました。
来た時には無かった「岩」があるのです。
岩と言ってもそこまで大きなものではなく、男性3人がかりなら持ち上げられる程度の岩でした。
しかし、行きには確かにこんな岩はありませんでした。
そこで私は先ほどの音のことを思い出します。
先ほどの音の正体は、この岩が落ちてくる音だったのです。
山は静かだったので、頂上まで聞こえてきたのでしょう。
もしタイミングが悪ければ私の頭上に落ちてきてもおかしくはありませんでした。
あとで分かったことですが、雪解けの時期だと雪の上に乗っていた岩が雪解けと共に落下してくることが多いそうです。
登山のマナーとしては、崖下に誰かいる可能性がある場合は落下物などについて警告しなければなりません。
そのときは私一人しかいませんでしたが。
モバイルでご覧の方へ
全てのコンテンツと、カテゴリー内の記事をタイトル一覧表示としたメニューを作りました。PCの方にも便利です。