キャンプにおいては、持っていく荷物や備品類は厳選されます。
その場所に応じた装備であればそれを、そうでなければ最も重視する点は「利便性」です。
備品類の良し悪しはさまざまな性能によって表すことができますが、とりわけ私たちが重視するのはその取り回しの良さです。
多少、性能が劣るとしても使い回しのできる機能や形状のものを選び、軽さや大きさなども考慮して、最もキャンプにおいて使いやすいものを選んで持っていきます。
わかりやすいところで言えば小型の機械です。
例えば最近、私は釣りの時にデジタルオーディオプレイヤーを持っていき、音楽を聞きながら釣りを楽しみます。
また、デジカメを持っていくことも多いです。
そして、これらの持ち物で重視すべき点は記憶容量や解像度など、その機械固有の性能の高さではなく、それが何を動力源として動いているかを重視します。
具体的には、電池で動いているものを選びます。
これらの商品の多くは、パソコンなどで充電できるバッテリーを内蔵していることが多く、電池を別途購入しなくてもパソコンにつなぎさえすれば充電できるという利便性はありますが、野外においてはその機能は重要視されません。
なぜなら、野外では総じてそれらの稼働時間が長くなり、その分バッテリーを消耗します。
そうなると、自分でも気がつかないうちにかなりの電力を消耗し、電池切れを起こしてしまうのです。
無論、電池であっても消耗はしますが、電池であればすぐに新品と交換することでまた稼働することができます。
そうです、充電式では野外でバッテリーが切れた時に対応することができないのです。
せっかくの音楽もサビの良い部分で止まってしまい、良い景色を見つけても撮影することができなくなってしまいます。
つまり、キャンプにおいては高性能であることはもちろん良いことですが、修理や補給の限られた空間内で、常に想定の性能を発揮し続けることが出来るかが最も重要なのです。
せっかくの高性能でも、特殊な消耗品を必要とするものであったり、修理時に専門知識や専用の道具を必要とするのであれば、いざという時に役立たずになってしまいます。
キャンプを快適に過ごすためには、道具の取り回しや利便性を考慮しましょう。