アルコールバーナー改造で寒い季節を遊ぶ
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アルコールバーナーって、使ったことありますか?
ガスでもガソリンでも、燃焼音がしますが、アルコールバーナーは燃焼音がありません。
そもそも、燃焼音は、燃えること自体でする音ではなく、気化させた燃料が勢いよく噴出することによって発生する音です。
アルコールバーナーは、もともと気化率の高いアルコールを使用し、自然に気化したアルコールを燃やすので燃焼音が無いんです。
燃焼も綺麗で、明るいところでは炎を見ることも出来ないほどの透明な炎を発します。
火力が弱いと評判のアルコールですが、風の無い状態だと、結構な高火力で煮炊きにも十分使えます。
たとえば、秋の夜長を一人か二人での鍋等は余裕でこなす能力を持っています。
そして、騒音もなく、静かに燃焼します。
お勧めのアルコールバーナーは、永遠のベストセラーである、トランギアのTR-B25です。
トランギアTR-B25というベストセラー
アルコールバーナーのベストセラーモデルトランギア TR-B25です。
■画像のように、たった3個の部品で出来ています。
- 上が火力調整と炎を消すための蓋で、中火以下の時使用し、バーナー本体に被せ、可動の板で火力調整をします。
- 左が、バーナーの蓋で、内側に黒いゴムパッキンが入っているのが見えます。
- 右がバーナー本体です。(バーナーの内径がアルコールの入るスペースで、その外側の炎噴出穴の壁内にはアルコールを気化するための芯(アルコールランプや石油ストーブの芯と同等)が入っています。
■パーツを逆さに見た画像です。(バーナー本体の底にしっかりしたTのロゴがあります。)
■蓋を閉めたバーナー本体です。(蓋全域にギッシリと刻印の文字が入っています。)
ゴムパッキンが入っているねじ込み式なのでアルコールを入れたまま移動できます。(アルコールが漏れると危険なため、バーナーにアルコールを入れての移動等は厳禁とされています。)
■全て重ねた画像です。
画像のように、火消蓋は、バーナーの蓋の上からカチッとしっかりはまります。
シンプルな構造で余分なものが無く完成された製品だとおもいます。
手にしてみると、超シンプルな真鍮の小さなバーナーですが、ずっしりとした重みがあり、頑丈さとシンプルさゆえの完成度の高さを感じますよね。
現在では似たような製品がいくつかありますが、無駄なものが無いから壊れないという事と、手に持ってわかる安心感があり、トランギアがいいですね。
アルコールバーナーの火力調整
TR-B25は、通常は火力調整蓋を使用せず、強火で使用し、火力調整蓋は、可動板を閉じた状態で火消蓋として、消化の時にバーナーに被せて火を消すという使い方をします。(上の画像が消化蓋として使用の時の画像と同じなので参考に)
この可動板を全開にしてバーナーに被せた状態が中火になります。
この可動板をほとんど閉めた状態が最小の弱火になります。
トランギアTR-B25の専用五徳を改造する
これが、トランギアバーナーの五徳としては一番安いと思われるTR-281です。
画像は加工した後のものになりますが、本来はこのゴトクは全部の突起部の凹凸が同じ作りで、火力調整用の可動板を出した状態では使えません。
この画像のようにアルミを切る事で中火から弱火が使えるようになります。
私は、最初勘違いで間違って加工してしまったため、左側が階段状になってますが、右と同じになるように加工して下さい。
バーナーは4本の爪でがたつきもなくシッカリと収まります。
五徳の一部を切る事で中火が使えるようになりました。
もちろん、弱火まで使用できます。
試しに、ユニフレームちびパンを載せてみました。
バーナーヘッドから鍋底まで2cm位という感じです。
アルミの切断方法
今回のトランギアゴトクのアルミの切断は、一般的なカッターナイフの大きい方とラジオペンチだけで行いました。
カッターナイフで6回位筋を付け、ラジオペンチで小刻みに上下にゆするような感じで折り曲げ続けると簡単に切断できます。
切断場所は、五徳のへこんだ一面の下にバーナーを抑える爪のための穴に1mm被る位の所を下向きに7mm位、そして横に真直ぐにカッターの刃で傷を付け、ラジオペンチで折り切るだけです。
カッターナイフは、刃がもったいないので一コマだけ出して使い、切り終わったら刃が駄目になっていると思うので一コマ折っておきましょうね。
寒い季節の小さな鍋料理等、気軽に遊びつくしましょう。
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