アウトドアにおいては、蚊に噛まれることで痒くなることが多く、虫除けスプレーの持参が必須です。
特に、夏場は大量発生するので、蚊取り線香なども持っていかないと快適に過ごすことは難しいです。
しかし、私にとって最も恐ろしかったのは蚊ではなく「ブヨ」という虫です。
夏のキャンプの時だったと思います。
私はいつも通り、川で魚を釣っていました。
その日は曇りでしたが、雨が降る様子もなく、快適に釣りを楽しんでいました。
暑いのが苦手だったので、曇っていたのは私にとっては都合が良かったのです。
順調に魚を釣り終わり、その日のバーベキューも存分に楽しむことができました。
翌日の帰りの車の中、私は足に違和感を感じました。
なんというか、急に痒くなってきたのです。
なんだろうと思ってズボンをめくってみると、そこには青あざがありました。
そのようなところを打った覚えはなく、しかも痒みを伴っていたので何事かと思っていましたが、とりあえず痒み止めを持っていたのでそれで誤魔化しました。
何か良くない虫にでも刺されたのだろうと思い、そのまま帰ることにしました。
その翌日、青あざは次第に大きくなり、それに伴って痒みも非常に強くなっていました。
たまらず声を上げながら転がり続けていた私は耐えられなくなり、その日の講義を休んで病院へ行ってきました。
その結果、私はどうやら「ブヨ」に噛まれてしまったということです。
塗り薬だけでなく、飲み薬まで処方されましたが数日の間は激しい痒みに襲われ続けていました。
「ブヨ」は、「ブユ」とか「ブト」とか言われている虫で、吸血する虫です。
ただ、蚊とは違って針を刺すのではなく、皮膚を噛みちぎるという凶暴性を持っているようです。
そして、その際に痛みを伴うことがあるようです。
私はそんなものは感じませんでしたが。
症状としては、噛まれた部分が激しく腫れあがり、激しい痒みを感じます。
水場に生息していて、春から夏にかけて活発に活動しているようです。
夏場は気温の低いうちに活動しているようですが、私の時のように曇っていて気温がそこまで高くないときは昼間でも活動しているようです。
コイツには通常の虫除けはあまり効果がなく、ハッカ油が苦手なようです。
低い場所で活動するので、川辺で釣りをするときは足をしっかりとカバーして、ブヨに噛まれないようにしないとひどい目に遭ってしまいます。