あれは私がまだ幼稚園に通っていた頃の話だったとは思いますが、人生で初めてのアウトドアを経験したのは、湖畔のロッジでのキャンプでした。
父の会社の同僚の人が、相続(だったと思います)でロッジを手に入れたから何人かでキャンプでもしないかと父や他の同僚の人に声をかけ、父に連れられて私も参加しました。
他の同僚の方もお子さんを連れての参加となりました。
人通りのほとんどない湖畔の公園の近くにそのロッジはありました。
少し歩いたので疲れていたのを今でも覚えています(公園までは車で行けなかったため)。
驚いたのは、まず始めたのがロッジの掃除だったからです。
どうやら、しばらく使われていなかったようで、ロッジの持ち主の人も予想外だったようです。
みんなに謝っていたのを覚えています。
掃除も終わって暇になったので、近くの公園に行きました。
湖が一望できる広場があり、「釣りでもしたいね」と話し合っていました。
どうやら、その湖に魚はいなかったそうですが。
昼食は持ってきていたおにぎりをみんなで食べました。
家からも「シャケ」と「シーチキン」のおにぎりを持参していて、それぞれの家のおにぎりを食べ比べていました。
一番印象的だったのは、ものすごい味の魚が入ったおにぎりを食べたことです。
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後に私が社会人となり、福井に転勤した時に食べた「鯖へしこ」というものがそれに近かったと思います。
確かに、そのおにぎりを持ってきた人は福井出身だと言っていた気がします。
とは言え、これも面白いなと思いました。
いつも食べているものが違う味で楽しめたからです。
夕飯はバーベキューでした。
肉や野菜を大きな鉄板で焼いて食べた時に流れ星が見えたのは感動的でした。
つい、食事の手が止まっていました。
おかげで少し焦げた野菜がちらほらありましたが、結局、全部平らげました。
夜は、生まれて初めてハンモックを使って眠りました。
初めは少し落ち着きませんでしたが、すぐに眠ってしまったのでしょう。
あまりハンモック内でのことは覚えていませんでした。