キャンプ場を間違えた・・
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その日のキャンプ場は、ある大学のアウトドアサークルと合同でのキャンプのための場所として選びました。
いつものように人ごみの少ない場所であり、かつ広い場所として選びました。
スケジュール調整も無事に終わり、キャンプ場まではそれぞれで行き、現地で合流することになりました。
その理由は、2つの大学が離れた場所にあり、その中間に位置するキャンプ場を選んだからです。
そのため、どう考えても現地で合流するのが最も手軽だったのです。
今までで一番遠い場所に行くことになりましたが、地図も用意して万全の態勢で臨みました。
ただ、そのキャンプ場は県境ギリギリの場所で、地図もその県のものだったので、キャンプ場付近の地図は半分ほどしか載っていませんでした。
付近まで行き、現地の人に詳しい場所などの情報を聞き込む方針に決まり、車は進みます。
付近の雑貨屋で詳しい情報収集を終えた私たちは、そのキャンプ場を目指して再出発し、予定の時間に少し遅れて到着しました。
しかし、一緒にキャンプするはずだった大学のサークルはまだ来ていません。
電話しても繋がらず、しばらくはテントの設営などで時間を潰し、彼らの到着を待つことにしました。
しかし、いつまで待っても彼らは現れません。
場所を間違えたかとも思いましたが、キャンプ場の入口には確かに「○○山 キャンプ場」という看板がありましたので、私たちは誰ひとり疑いませんでした。
しびれを切らしたメンバーがもう一度電話をかけると、今度は繋がりました。
しばらくすると、そのメンバーは電話をしながら笑い出しました。
何事かと思って電話を切ったあと、彼に聞いてみました。
事の顛末はこうです。
その山には西と東の麓にキャンプ場が有り、私たちがいたのは東、彼らがいたのは西のキャンプ場でした。
彼らの持っていた地図にはその両方が載っていましたが、私たちの地図は山の東半分で切れていて、西側にもキャンプ場があったことに気付かなかったのです。
キャンプ場の入口の看板は、「山」と「キャ」の字の間に本来あるはずの「東」の文字が破損か何かで欠けていて、ここが「○○山東キャンプ場」だと気がつかなかったのです。
ただ、私たちも彼らも山の東西にキャンプ場があることを知らず、「○○山キャンプ場」とだけ決めていたのです。
既に私たちはテントの設営などを済ませていたので、彼らに東キャンプ場まで来てもらうことにしました。
それからは、予定通りにキャンプを楽しむことができました。
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