キャンプで、忘れて困る物-割り箸

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キャンプで忘れ物をすると、代用の利くものだったら問題ありませんが、代用の利かないものだと解決策の思案に数時間はロスします。

その中でも特に印象的だったのは「割り箸」です。

その日の夕食はバーベキューでした。食材は買ってきた野菜と現地で釣り上げた魚です。

魚があまり釣れないと少し寂しい食事になってしまいますが、この日は大量でした。

少なくとも、食べ足りないと言うメンバーはいないだろうと思える程に順調に釣り上げることができました。

しかし、問題は別のところにありました。

調理担当が魚を捌いたり野菜の準備をしている頃、私たちは少し早いですが食卓の準備をしました。

テーブルをセットし、食器の準備をしていた時、メンバーの一人が何かを探していました。

私が「何を探しているのか」と聞くと、「割り箸どこ?」と返してきました。

どうやら、荷物の中に割り箸が見当たらないそうです。

食事関係は一箇所に纏めていましたが、どこかに紛れているのだろうと思い、私は他の荷物を、彼は車の中を探しに行きました。

結局、数十分探しても割り箸は出てきませんでした。

どうやら、本当に忘れてきてしまったようです。

全員を集め、「割り箸が無い」ことを伝えると、「じゃあ、どうやって食べるんだ?」という、まあ当然の議論が始まるわけです。

何せ、今まで割り箸が足りなくなることはあっても丸ごと忘れてしまったことはありませんでしたから、すぐには解決策は浮かびませんでした。

「じゃあ、私が作ろうか?」と言ってきたのは、メンバーの中で最も新人の女子でした。

どうやって作るのか、と聞くと、彼女は林の中へ入って行きました。

しばらくすると、彼女は数本の丈夫そうな木の枝を持ってきました。

その表面を持っていたナイフで削り、即席のお箸を作り上げました。

どうやら彼女は前から趣味で木工品を作っていたそうです。

おかげで、全員分のお箸を揃えることができました。

食事の最中、何度か折れてしまった即席箸ですが、材料はその辺にたくさん落ちていたので補充は容易でした。

食事のあとは、即席箸を火にくべて燃やしてしまいました。

もったいないと思ったのは私だけではなかったはずですが、製作者の彼女自身が「どの道即席だから、持って帰っても使えないし、捨てるくらいなら燃料にしてあげたほうが良い」ということで、彼女の望み通り、火にくべることにしました。

ちなみに、翌朝の朝食はおにぎりだったので、この時点でお箸はいらなくなったのです。

以来、割り箸を丸ごと忘れたことはありませんでしたが、足りなくなるたびに彼女に即席の箸を作ってもらっていました。

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