キャンプ場で帰りのガソリンが無い

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「船頭多くして、船山登る」ということわざがありますが、船頭一人では山で立ち往生するというのが私たちの間での戒律でした。

そのキャンプの前日、私を含めたメンバーのほとんどが徹夜をしていました。

その日までに提出しなければならないレポートがあり、一人を除いて未提出だったのです。

そのため、キャンプへ行くためにも徹夜してレポートを仕上げ、キャンプ当日の朝に提出を済ませてから出発しました。

提出済みだったメンバーに運転を任せ、私たちは車内で眠っていました。

目を覚ました時には、既にキャンプ場に到着していました。

少し寂れた場所でしたが、近くにきれいな川が流れ、緑の豊かな場所でした。

あまり有名な場所ではなかったので、連休中でも私たちしかキャンプしている人はいませんでした。

テント設営と調理の準備、川での食材調達に分かれて作業開始、私は一人で魚釣りです。予想以上の釣果にホクホクの私は、少し早めに切り上げて釣った魚を調理担当のメンバーに引き渡しました。

そのあとは夕食まで一眠りすることにしました。

目が覚めたときは既に夕食の時間になっていて、釣った魚と持ってきた肉と野菜でバーベキューを楽しみました。

魚が予想外に確保できたので、野菜は結構残ってしまいました。

まあ、持って帰れば良いだろうということで、肉と魚メインでの夕食を楽しみました。

食事が終わったあとは皆も眠り足りなかったようで、すぐに眠ることにしました。

翌朝になり、テントの撤収などを終えて帰ろうとした時、メンバーの一人が血相を変えて私たちの下に走ってきました。

「ガソリンがない!」と言って、私たちを車まで連れて行きます。

そこで見たのは、ガソリンメーターの針が指している「E」の文字でした。

出発前からガソリンは足りなかったのです。

それを知っていたメンバーは数人いましたが、行きに運転をしていたメンバーは知らなかったのです。

彼も運転中は気付かなかったようです。

「行きにガソリンを給油しなければならない」と伝えるべきだったのですが、徹夜で寝ていなかったため、そこまで頭が働かなかったそうです。

予備のガソリンは持ってきていませんでした。

このままでは帰れません。

近くの街まで車で30分はかかります。

数名のメンバーで近くの町までガソリンを買いに行って、戻って給油してから帰るしか方法がありませんでした。

誰が買いに行くかを決めようとしたとき、1台の車がキャンプ場にやって来ました。

連休を利用してキャンプに来た家族でした。

事情を話すと、快く予備のガソリンを分けてくれました。

代金の受取を断られたため、余った野菜と釣ったばかりの魚(念のため、食糧を確保しようとしていた)をお礼として渡すことにしました。

特に魚は喜んでもらえたようで、嬉しかったです。

以後は、必ず運転手以外に一人は起きておくこと、予備のガソリンは必ず準備することが決まりとなりました。

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